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​メガネと人生と

私たち「アイウェア メビウス」のオープンは1992年。
おかげさまで、今年で30周年を迎えました。
走り続けていたら、いつの間にか長い時間が過ぎていたというのが実感。
山あり谷あり、あっという間の30年間でした。
メビウスが最初にお店を開いたのは宮益坂沿い。
その後数年で、いまの公園通りの一角へと移ってきました。
お店から見える渋谷の街は、この30年の間、たえず変わり続けています。
窓のむこうにトレンドが見える場所にいるお店をかまえていることは、
アイウェアショップとして「何を変えるべきか/変えずにいるべきか」を
自分たちに問い続けることを、助けてくれているようにも思います。

生まれてすぐメガネが必要となった息子

●●様(30代)

 生後半年からメガネをかけることとなった息子。1歳半で「開店以来の最年少のお客様」とメビウスの皆さんにお迎えいただいて以来、成長に合わせて何本のメガネをお願いしたことでしょう。
 未熟児で産まれた息子には、早い時期から視力の成長を促すためにメガネが必要でした。しかし主治医に紹介されて訪れたメガネ店に、ベビー用のメガネはたった1種類。それもあきらかに医療用眼鏡とわかるデザインで、肩を落としていたときに教えてもらったのがメビウスでした。美しいカラーのアセテート板を切り出して作られるメガネは、おしゃれでかわいく、息子の顔にぴったりフィット。つけ心地の良いものは気持ちがいい。カラフルで個性的なメガネは息子のアイコンとなりました。
 メビウスとの出会いで、「メガネをかけなきゃならないなんてかわいそう」ではなく、メガネこそが私たちにとっての誇りになった、そう思っています。私たちの息子は、この春大学生になりました。オーダーメガネの第1号は、今も大切にケースに収めています。

会うたびに大きくなる愛らしいお客様

 

 子どもたちの多くは、実は軽い遠視気味。成長につれて体がピント補正を学習し、だんだんそれが補正されていきます。とはいえ生後すぐから近視で、視力矯正が必要というお子さまも、実は少なくないのです。Iさんの愛息子、Aくんもそんな一人。小学校入学前の検診などで近視がわかったという子どもも多いなか、1歳半でのご来店はとても早いほうですね。視力がわるいこと、メガネをかけていることでコンプレックスを感じてほしくないのだというご両親の強い意思を、初めてのときから感じました。
 XXSサイズから揃うセミオーダーのメガネをとても喜んでいただいたのをよく覚えています。子どもですから、成長
してサイズが変わっていくし、メガネをよく壊す。成長に合わせてテンプルだけをつくり直したり、何度でも修理できることは、私たちならではかもしれません。だんだんと大きくなっていくI君に会うのは私たちにとっても楽しいことです。本人の好みが出てきた頃に、icベルリンのメガネを自分で選んでくれたのは印象的です。メガネを⾃由に選ぶという行為そのものに成長が垣間見えて、私たちまでうれしくなってしまいました。

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